筆者は普段、身の回りの人々に、ふるさと納税を激推ししています。
そのため「オススメの返礼品を教えて!」とよく聞かれます。
ふるさと納税に限らず、通販は全般に「実際に試してみないと、それが良いものか分からない」という難しさがあります。
口コミが良かったり、ランキング上位でも、実物はなんだかイマイチ……というものも結構あり、初手で良いものを見つけるのは意外と高難易度です。
美味しくてコスパの良い返礼品は、ふるさと納税に興味のある誰もが知りたい情報だと思います。
そんなわけで、一昨年、筆者はこれまで実際に食べたものの中から自信をもってオススメできる返礼品だけをブログで紹介しました。
この記事は皆様からかなりの反響をいただき、長い期間当ブログで閲覧数第1位になっていました。
(救急外来初心者をサポートするはずのブログなのにそれでいいのか…?と思わなくもないですが、救急外来に携わる全員をハッピーにすることがこのブログの目的なので、目的は達成していると言っても過言ではない……はず笑)
調子に乗った筆者は、もっと色んな返礼品を紹介しようと、今年も20件以上のふるさと納税の新規開拓をしてみました。
とても凝り性なので、各サイトの口コミを徹底的に調べながら納税しましたが、それでも今年納税したうち、自信を持って紹介できると感じたのは5件程度だったので、良い返礼品を選ぶのって本当に難しいなと感じます……。
前回からオススメしていたものに、去年の年末から今年の納税で新しく得た情報も加えて、オススメ返礼品の最新完全版をお届けいたします。
ちなみに最初に言っておくと、ふるさと納税が初めて!という方や絶対に失敗したくない!という方には、確実に成功体験を積んでほしいので、大きくて美味しい高品質な「佐賀牛」をオススメしておきます。
よくオススメした人がわざわざお礼を言いに来てくれて、「最高でした! 絶対来年も頼みます!」と宣言して下さる逸品です。
お肉はそんなに食べないよ~という方には、こしひかりを越える珠玉のブランド米「いちほまれ」がイチオシです。
甘くて美味しいうえに、重いお米を買って運ぶ手間まで省けるので、想像以上に楽でやめられません。
そもそも自炊はしない……という方は、甘党なら「ルタオのチーズケーキ」で幸せになって下さい。
食べ物などいらん、とにかく酒があればハッピー♪という辛党の方は、「お酒ランキング」の中からでもお気に入りのものをご随意にをお選び下さい。
それでは、ふるさと納税について、まずは軽く総論から説明していきます。
返礼品だけ知りたいという方は、「オススメふるさと納税」のところまで飛んで下さい。
ふるさと納税とは
ふるさと納税の総論は、総務省のふるさと納税ポータルサイトなどで丁寧に説明されています。
かいつまんで説明すると、住民税や所得税の納税額のある割合(人によって異なります)まで、好きな地域に納税できるという制度です。
これにより自己負担額が合計2000円で、納税した分を「返礼品」という形で、美味しいものや便利なものを頂くことができます。
「そんなオイシイ話あるか?」と疑いたくなるようなオトクな制度ですが、何故か実在するので、納税者なら活用必須です。
正直、筆者自身も実際にやってみるまでは、ちゃんとふるさと納税分の納税金が後から控除されるのか、半信半疑でした。
しかし確定申告をしてみたところ、きちんとふるさと納税額分が控除されていることを確認できたので、それ以降は有意義に活用しています。
確定申告をしない人は、もっとカンタンなワンストップ特例制度を利用できます。
なお、自分の住んでいる地域に納税しても、返礼品の対象とはならないため、ご注意下さい。
残念ながらそれはふるさと納税ではなく、普通の「納税」になってしまいます。
用法用量を守って、正しくふるさと納税を活用しましょう。
ふるさと納税できる金額
ふるさと納税ができる金額は、収入によって大きく異なり、ふるさと納税の各サイトで調べることができます。
サイトによって算出される控除上限額が結構違うので、何箇所かで確認することをお勧めします。
ちなみに「ふるなび」や「ふるさとチョイス」の詳細シミュレーションで算出される金額が一番高いことが多く、限度額ギリギリまでふるさと納税を使いたい筆者はこの2サイトのシミュレーターを愛用しています。
(筆者は納税自体はお買い物マラソンのポイント狙いで楽天ふるさと納税を使っていますが、楽天のかんたんシミュレーターは金額が低く出すぎ、かといって詳細シミュレーターは詳しすぎて使いにくいので、上限金額に関しては、楽天ふるさと納税は参考程度にしています。)
なお筆者は毎年確定申告をしているので、例年ふるさと納税の実際の限度額と各サイトのシミュレーションを比較しています。
そこで多くのふるさと納税サイト中で上限金額がもっとも高めに出る上記ふるなびやふるさとチョイスでも、納税可能額をオーバーしない多少余裕のある金額が算出されていることは確認済みです。
もちろん税金は収入と控除額によって大きく変わるので断言はできず、最終的には自己責任になりますが、特殊な控除(青色申告特別控除や自然災害による雑損控除、勤労学生控除など)や大きな住宅ローン減税のない方であれば、上記シミュレーターをある程度信用しても良いと思います。
筆者の場合、毎年これらのシミュレーターで算出された金額を少しオーバーして納税していますが、今のところ足が出たことはありません(笑)。
ふるさと納税ができるサイト
ふるさと納税ができるサイトは、有名所では「ふるなび」や「ふるさとチョイス」、「さとふる」などたくさんあります。
個人的には「楽天ふるさと納税」だと、ポイントがたくさん付くので特にオトクだと思い愛用しています。
お買い物マラソンによるポイントアップの対象にもなるので、筆者はそのタイミングを狙います(笑)。
ただし、各サイトごとの手数料の関係か、同じ自治体の同じ返礼品でもサイトによってときに納税額が異なることがあり、稀に「あるサイトだけ高い」なんてこともあるので、注意が必要です。
本記事で紹介するものは、本記事投稿時点で同じ商品を他サイトと比較して、最も安価であることを確認済みです。
また最近の物価上昇に伴い、納税額も上がる返礼品がとても多いです。
気づいたら直すようにはしていますが、納税前には必ず金額をサイトでご確認下さい。
(各画像にリンクもつけてあります。)
筆者も「次のお買い物マラソンのときにまとめて買お~」と思って買い物かごに入れていたら、いざ買うとき値上がりしていた、ということが何度かあったので、気になる返礼品があったら早めの注文をお勧めいたします……(´;ω;`)
ふるさと納税総論まとめ
ということで、さっそく筆者的コスパが良いふるさと納税を、鶏肉、豚肉、牛肉、魚とその他魚介類、乳製品、お米、調理器具、調味料、スイーツ、仕事のお供(おやつ)、おつまみ編の部門別にお送りします。
今回筆者がオススメする返礼品は、各ふるさと納税サイトのふるさと納税ランキングには載っていないものが多いです。
それはランキング上位のものも含め、何年もかけて様々な返礼品を試した結果、こっちのほうが美味しくてコスパが良い!と思ったものだけを厳選したからです。
食い道楽&旅道楽の親に育てられたので、全国各地の美味しいものを嗅ぎ分ける嗅覚と味覚には、ちょっと自信があります(笑)。
正直、どれも大好きな返礼品で、あまり人気が出て納税できなくなると悲しいです。
なので自分だけの秘密にしておきたい気もするのですが……このコロナ禍で頑張っている方々に、少しでも美味しいものを食べてもらいたいので、出し惜しみはいたしません。
オススメふるさと納税
それではさっそく、おすすめのふるさと納税返礼品を見ていきましょう。
筆者が大食いのため、質に妥協はいたしませんが、そのほとんどがかなり量のあるものです。
単身者の方は、発送までの間に冷凍庫をカラにする算段をつけてから注文に臨むか、ファミリータイプの冷蔵庫をゲットしてからの寄付をお勧めします。
ふるさと納税の多くは、一般的な通販ほど発送が早くないので(中には数ヶ月後というものもあります)、それも考えて注文するようにしましょう。
またおまけとして、その返礼品を楽しむ上で、筆者が一番美味しい食べ方だと思っている簡単なレシピをつけておきます。
初心者向けという当ブログの方針に則り、料理初心者さんでも作れるよう一番簡単な手順で書いています。
そして食材の分量などがこまかいと、料理のやる気を失う層が一定数いることを知っているので、調味料の分量も書いていません。目分量で適当に作っても美味しいものができるレシピを厳選しています。
お料理好きの方は、是非ご随意にアレンジして下さい。
そして良いレシピができたら、是非とも筆者までお知らせ下さい!
鶏肉編
鶏むね肉6kg+ささみ2kg 合計8kg (冷蔵) 広島県安芸高田市 12,000円
冷蔵庫の容量に自信のある方は、この広島熟成どりが圧倒的にオススメです。
これを食べたことにより、「鶏胸肉はパサパサで美味しくないもの」という筆者の先入観はものの見事に崩れ去りました。
よほど加熱しすぎることがなければ、どうやって食べても本当にしっとりプリプリで美味しいです。
ラップでくるんで複数個をまとめてジップロックに入れ、冷凍庫で保存すれば、1ヶ月は余裕で保存できます。
解凍すれば、冷蔵の時と同じくらい美味しい鶏胸肉を、何度でも味わえます。
タモ○さん流 バンバンジー
鍋にたっぷり沸かした熱湯に、ぼちゃんと生の鶏胸肉をまるごと放り込みます。
再度沸騰したら、蓋をして火を消し、そのまま1時間放置。
これだけです。
(タ○リさんオリジナルレシピだと、鶏肉を入れた後再沸騰はさせないのですが、鶏料理店でカンピロバクターに当たりまくっている医師としては、怖すぎるので再沸騰推奨です。
1時間放置したら、真ん中を割ってみて、中までちゃんと火が通っているかを確認しましょう。
万一半生だった場合は、お湯を再沸騰させてからもう一度鶏肉を放り込み、再度1時間放置すればOKです。)
なお熱湯に放り込む前に、鶏肉全体に塩胡椒と砂糖を塗り込んでおくとさらに吉ですが、面倒臭ければ別にしなくても十分美味しいです。
お湯から上げて粗熱を取ったものに、塩(とあれば何かスパイスか味の素)を振れば、しっとり美味しいサラダチキンになります。
しかし個人的オススメは、大量に斜めスライス(または千切り)した白ネギの上に、割いた胸肉を乗っけて、胡麻ドレッシング(とあればすりゴマ)をかけて頂く、なんちゃって葱バンバンジー。
しっとりした鶏肉から滲む肉汁と、シャキシャキの葱、ごまの風味がマッチして、正直、市販の鶏むね肉とキュウリの千切りのバンバンジーとは、比べ物にならない美味しさです。
是非お試しあれ。
おまけのスープ
鶏肉を茹でたゆで汁は、鶏出汁として色々活用できます。
再沸騰させてアクを取り、溶き卵を流し入れ、塩コショウ(お好みで醤油)で味を整えれば、立派な卵スープになります。
溶き卵は少量ずつ細ーく流し入れると、ふわふわになって美味しいです。
味が物足りない時は、中華スープの素かウェイパーを少量追加しましょう。
あるいは卵はナシで、コンソメスープの素やめんつゆなどを追加し、適当なカット野菜(冷凍野菜でも可)を入れて軽く煮るのも良いです。
簡単に、美味しい野菜たっぷり具だくさんスープが作れます。
なお、この返礼品の注意点は、冷凍ではなく冷蔵(チルド)で届くということ。
長期不在時などに発送されることがないように注意しましょう。
筆者は「冷凍のほうが保存が楽だし、もっとコスパの良い返礼品もあるし……」と他の大量冷凍鶏胸肉もいくつか試してみましたが、結局、味においてこの返礼品に敵うものはありませんでした。
肉のしっとり感と弾力が圧倒的なので、今はストックがなくなると、この返礼品をひたすらリピートしてます。
上記と同じ鶏肉で、胸肉だけ8kgバージョンもあります。↓
鶏むね肉8kg(冷蔵) 広島県安芸高田市 12,000円
筆者はいろんな種類がある方が嬉しく、コスパも重視して先述のささみが入っている方を買いますが、 ささみは小さくて冷凍処理が面倒という人は、こちらの鶏胸肉だけのものを買うといいと思います。
豚肉編
実は豚肉に関しては、まだ吟味の途中です。
今年も色々試してたのですが、豚肉の返礼品はやたら多く、また筆者宅では豚肉は鶏肉ほど消費量が多くないので、まだ全部を網羅的に試せたとは言えないからです。
世間様的には、色んな部位やサイズ、厚みのお肉が入った返礼品が人気みたいですね。
しかし人気すぎて売り切れになることも多く、欲しいと思ったときに入手することは案外困難だったりします。
また筆者のような料理の仕方が大雑把な人間としては、薄くて小さめサイズになっているこま切れの方が、どんな料理にもぽいっと投入できて、使い勝手がいいんですよね。
野菜炒めを作ろうと思い立った瞬間に、冷凍庫から出して流水ですぐ解凍できるような、真空パック入りが便利です。
真空パック入りは、トレー入りに比べてエコな上に、冷凍庫内で圧倒的に場所を取りません。
そんなわけで、オススメ豚肉のご紹介です。
「ぱわーす豚」モモ肩切り落とし5kg(250g×20パック)(冷凍) 宮崎県都城市 15,000円
柔らかくて臭みもない、美味しい豚肉です。
去年までは「どんぐりの恵み豚」こま切れ5.1kg(300g×17パック)を推していたのですが、そちらが1,7000円に値上がりしたこと、「ぱわーす豚」の方が硬めの部分がなく扱いやすいこと、パックの量が250gとよりちょっとした料理に使いやすいことからこちらに鞍替えしました。
先述の鶏胸肉と違い、味や食感が極上!というよりも、コスパが良く普段の料理に気軽に使えるところが、オススメの理由です。
真空パックに入っているので、冷蔵庫で場所を取らず、解凍も流水で簡単にできるので、一回は常備してみることをお勧めします。
炒めものに適当に放り込むと一気に豪華になるほか、冷しゃぶサラダなんかもお手軽で美味しく、食卓でメインを張れる一品になります。
豚肉の冷しゃぶサラダ
鍋に多めの水と少量の中華スープのもとかウエイパーを入れ、沸騰させます。
沸騰したお湯に豚肉を投入し、火が通ったら、バット(なければ皿)に上げます。
豚肉をしばらく冷蔵庫で冷やして軽く水気を切ったら、ちぎったレタスや千切りしたキュウリなど、適当な生野菜の上に乗っけます。
そこへ、お好きなドレッシング(ポン酢でもおろしドレッシングでも胡麻ダレでも)をかければ、冷しゃぶサラダの出来上がり!
ポイントは、豚肉を茹でるときのお湯を、ただの水にせず、中華味のだし汁にしておくこと。
これにより、火を通す過程で余分な脂は落としつつも、普通の冷しゃぶにありがちな豚肉の水っぽさがなくなり、豚肉の旨味を堪能することができます。
中華風豚汁
豚肉を茹でたあとのお湯は、良いお出汁になっています。
この出汁を具材とともにもち米を炊飯して、中華風おこわを作っても美味しいんですが、筆者のおすすめアレンジは豚汁。
鍋か深めのフライパンにごま油を入れ、切ったごぼう、人参、大根、長ネギ、コンニャク、少量の豚肉なんかを炒めたところに、このスープを投入します。白だし(なければ和風顆粒だし)、酒、みりん、味噌で味付けしてお手軽中華風豚汁に。
具材として入れる豚肉は少量でも、豚のだしが出ているので、深い味わいになります。
仕上げにすりおろしにんにくとすりおろし生姜(どちらもチューブ製品でOK)を少し加えると、さらにコクが増します。
なお純正和風豚汁にしたい場合は、冷しゃぶを作るときのお湯の味付けを、白だしか和風顆粒だしにすると良いでしょう。
豚肉スライス 4kg(冷凍) 北海道中札内村 13,000円
豚肉のスライスはこま切れよりもちょっと厚めで大きいのが好き!という方はこちらをお勧めします。
生姜焼きとか、アスパラの肉巻きとかをするなら、こちらの方が便利だと思います。
筆者のリピート品にしては珍しく、ふるさと納税ランキングの肉部門でも上位に入ることがある商品です。
美味しく歯ごたえがあり食べごたえ十分で、コスパの良い返礼品と言えます。
ただ若干の問題点は、脂身がやや多めなことと、加熱するとちょっと出てくる灰汁が多いこと。
筆者は適当に処理するのでそれほど気にしませんが、それらが気になる方は、取るのに少し手間がかかるかもしれません。
このお肉を使ったおすすめのレシピは、豚の生姜焼き。
さて、皆さんに質問です。豚の生姜焼きってお好きですか?
……実は筆者、一般的な豚の生姜焼きがチョット苦手です。
生姜汁に漬け込むことにより豚肉の繊維が毛羽立ち、パサパサした食感になるので、積極的に食べることはありませんでした。
しかし作り方さえ工夫すれば、表面がツルツルで中はしっとりの美味しい生姜焼きを作ることができます。
筆者と同じように生姜焼きが苦手という方も、逆に生姜焼きが大好きという方も、是非一度試して頂きたいです。
豚のしっとり生姜焼き
生姜焼きをツルツルしっとりなものにするコツはズバリ、豚肉を生姜汁に付けないことです。
そんなことをしたらお肉に味が染み込まないじゃないかと言われそうですが、片栗粉を使うことで、豚肉に生姜ダレがしっかり絡んだ一品をつくることができます。
軽く塩胡椒をした豚肉を広げ、両面に薄めに片栗粉をまぶします。
(片栗粉は小麦粉でも代用可能ですが、タレの舌触りの観点から、筆者は片栗粉推奨です。)
サラダ油をひいたフライパンに豚肉を並べ中火で加熱し、裏表に焼き色がついたら、キッチンペーパーで脂とアクをある程度取り除きます。
そこへ醤油:酒:みりんを1:1:1で加え、お好みで少量~中等量の砂糖、あれば味の素を加えます。
そして最後に生姜(可能なら、千切りとすりおろし両方)を入れて、煮詰めたらできあがり。
ポイントは、豚肉に片栗粉をまぶすことと、生姜は最後にタレに入れること。
これにより、豚肉はプリッと仕上がり、生姜の風味も生きます。
甘辛いタレの絡んだお肉が、ご飯とも千切りキャベツとも相性バツグンです。
なお、今回紹介した豚肉は、どちらも大人気返礼品のため、発送までかなり時間がかかるので注意してください。
牛肉編
牛肉は、とにかく当たり外れが大きい返礼品です。
色々試していますが、なかなかアタリ!には遭遇できません。
しかも、返礼品の内容が次々変わるので、「これは良い!」と思っても、翌年にはなくなってしまいます。
そんな中で、安定して味が美味しいものを1つだけご紹介します。
実をいうと前はもっとお安かったんですが、残念ながら値上がりしてしまいました。
今まで紹介してきたようなコスパ重視の返礼品というわけではありませんが、本当に豪華なお肉なので、自分へのご褒美としては最高だと思います。
佐賀牛切り落とし1kg(冷凍) 佐賀県嬉野市 19,000円
一枚一枚が成人男性の掌2つ分くらいと大きく、切り落としという感じはまったくありません。
しゃぶしゃぶやすき焼きに最適の厚みだと思います。
きめ細やかなサシが入っていて、あぶらの甘みが口の中でとろける、非常に満足感が高い返礼品です。
レタスしゃぶしゃぶ
しゃぶしゃぶは、料理をしたことがない人でも簡単にできるのでオススメです。
というか、料理なのかなコレ……。
その中でも、葉物としてレタスを使うと、具材の準備に包丁がほぼ必要なくなりさらに楽チンです。
さっと火を通したレタスは、正直白菜よりも美味しいと思うので、是非一度お試しください。
作り方は、顆粒和風だしか白だしを入れて沸騰したお湯に、適当にちぎったレタス、きのこ類、豆腐など好きなものを放り込み、肉をしゃぶしゃぶするだけ!
あとはポン酢か胡麻だれにつけて頂きましょう。
お湯は上記のようにだしの素でも十分なのですが、乾燥昆布を一晩水につけておいた出汁だとなお美味しいので、「明日しゃぶしゃぶをしよう」と思ったときは、前日の夜に水に昆布をつけて冷蔵庫に放置しておくと吉です。
この昆布はしゃぶしゃぶをするときも入れっぱなしでOKです。
筆者は柔らかくなった昆布を、ポン酢につけて食べるのが好きですね。
魚編
実は筆者は肉魚どちらも大好きなのですが、ふるさと納税の魚介類は、なかなかコスパのバランスが良いものを見つけにくいです。
魚介類は注文時期によって味が大きく変わるので評価が難しい、というのも理由の一つだと思います。
そんな中で、美味しくて使い勝手も良い返礼品をいくつかご紹介します。
カツオのたたき わら焼き 1.7kg(冷凍) 高知県須崎市 8,000円
こちらはコスパが良い部門のノミネート返礼品です。
一昨年までは同じ納税額のカツオのたたき1.5kgを紹介していましたが、もっと美味しいものを見つけてしまったので差し替えました。
より美味しくコスパもいいとか、ふるさと納税にはこういうのがあるので新規開拓がやめられません。
藁焼きの香りが良く、ほんのり脂ののった、味が濃いカツオが柵で何個も入っています。
なお、端っこの方はちょっとしょっぱいので、そのまま何もつけずにつまみ食いしちゃいます。台所に立つ人間の特権です。
藁焼きの香りだけでも充分な風味があり、何も付けなくても美味しくいただけます。
カツオのたたき薬味のせ
これはレシピも何もないですね。
玉ねぎをスライスして水にさらした後、水気を切ります。
さらにお好みの薬味を準備します。
すりおろし生姜やすりおろしにんにく(チューブでもOK)、小口切りの葱、千切りシソ、ミョウガのうち、好きなものを好きなだけ。
スライス玉ねぎの上にカツオのたたきをのせ、お好みの薬味をたっぷりのせ、返礼品に付属のポン酢をかけて召し上がれ。
個人的には塩だけで食べたり、スイートチリソースをつけるのにもハマっています。
なお塩マニアの筆者としては、まろやかで複雑な味のする沖縄のぬちまーすがオススメです。
銀鮭切り身2kg(冷凍) 宮城県気仙沼市 10,000円
ふるさと納税の魚はコスパで選ぶと全般的にアタリハズレが大きい……というか正直ハズレが多いのですが、こちらは結構良かったです。
ごく普通の美味しい塩鮭ですが、魚そのままに近い形で約半身分が入っているところがテンション上がります。どこが訳ありなのかわかりません。
一切れずつバラになっていて使いやすく、大量に入っているのが嬉しいです。
私が注文したときは脂の乗った弓型の身が7割強、さっぱり目で骨の取りやすい半月型の身が2割、カマ部分やその他が少し、という構成でした。
焼き鮭には弓形、おにぎりには半月型がオススメです。
鮭は以前はこちら↓を注文していたのですが、価格10,000円から15,000円に値段が上がったこと、上記の方が身がふっくらしていて美味しいことから、鞍替えしました。
好きだった同じ自治体の切り落としタイプは、自治体の指示で非公開になってしまったようです。
たくさんある塩鮭は、塩抜きしてから、みりんで伸ばした白味噌に一晩漬けて西京焼きとかも良いんですが、個人的には塩味をそのまま生かして、パスタの具材兼調味料代わりに使うのも好きです。
塩鮭のクリームパスタ
玉ねぎやほうれん草など適当な野菜(冷凍野菜でも可)かキノコ類をバターで炒め、牛乳を入れて温めたところに、硬めに茹でたパスタを投入します。
コンソメ、塩胡椒、お好みで少量の味噌や醤油を加えれば出来上がりです。
牛乳は無調整がオススメですが、生クリームにするとより濃厚な味わいになります。
乳製品は、加熱しすぎると分離してしまうため、沸騰寸前まで温める程度にするのが一番お手軽な失敗しないコツです。
西京漬け4枚×5袋 約1.1kg(冷凍) 11,000円
筆者は西京漬けが好物で色々試しているのですが、こちらの返礼品は甘めの味付けで、定食屋さんで食べるザ・西京漬けという感じで美味しいです。
一切れが小さめなので、コスパがすごく良い!とまでは言えませんが、その分一人暮らしでも食べきりやすいサイズ感だと思います。
魚は苦手でも西京焼きだけは食べられる、という方も案外いらっしゃるかと思います。
オーブントースターやフライパンでも手軽に焼けるので、魚を摂る機会が少ない方にもオススメです。
魚の種類はお任せなので、何が届くのかわからないところも福袋みたいで楽しいです。
数回注文していますが、これまで筆者宅に届いたのは、ふぐ、赤魚、ブリ、ニシン、シイラ、サバ、サワラなどなどです。
ふぐは、ちゃんとふぐ調理師免許を持った料理人が捌いたという説明書も入っていて安心でした(笑)。
これまでおせちでしか食べたことのなかった、ニシンの意外な美味しさを知ってビックリです。
その他魚介類編
特大冷凍ホタテ 1kg(冷凍) 北海道枝幸町 16,000円
ホタテはふるさと納税の中でも人気の商品です。
ランキング上位にも、もっとコスパの良い、ホタテのサイズが小さく量が多いものもたくさんあります。
筆者もホタテが大好きなので、色々と試してきました。
しかしやはりこちらの大きいサイズのホタテは甘みもひとしおです。ホタテそのものを味わいたいなら、こちらがイチオシです。
ここまで大きいものとなると生産数が少ないのか、たびたび売り切れになるので、気になる方はこまめに覗いてあげて下さい。
ホタテのお刺身
ホタテはなんと言っても生が美味しいです。
輪切りの形で途中まで半分に切り、一部が繋がったままの状態で広げると贅沢なお刺身感が増します。
それをワサビ醤油で食べるだけで、甘みが口いっぱいに広がり、幸せな気分になれます。
ホタテのバター醤油炒め
こちらも鉄板メニューですね。
熱したフライパンにバターを溶かし、ホタテを軽く炒めたら、醤油を鍋肌から回しかけます。
塩胡椒で味を整え、ホタテに完全に火が通り切る前に頂くのがオススメです。
刺し身でも食べられる新鮮なホタテだからこそ味わえるプリプリ感をお楽しみください。
ちなみに筆者はこのホタテを、タンパク質が足りないと感じたメニューの時には、なんにでも投入します。
中華風の野菜炒めとか、グラタンとか、鍋ものとか。
後入れして、中まで火が通りきる前に、ミディアムレアくらいで頂くのがオススメです。
特にグラタンに入れると、ホタテの出汁が出て贅沢なクラムチャウダーっぽくなるのでお気に入りです。
ボイルベビーホタテ4kg(冷凍) 北海道鹿部町 18,000円
コスパも味も良いベビーホタテです。
徐々に値上げされてはいますが、それでも4kgで1.5万円はすごいと思います。
採られる時期が決まっているためか、結構売り切れが多いので、販売していたらラッキー♪くらいに思っていてください。
形は不揃いですが、佃煮や炊き込みご飯など、少し手を加えるととても美味しくなります。
一つ前に紹介したのと同じホタテでも、こちらは料理をする人向けですね。
なお、まれにですが貝殻の欠片が紛れ込んでいることがあるので、そこだけご注意ください。
オススメのレシピは、ベビーホタテのごま油漬け。
これはご飯も進みますが、どう考えてもお酒のおつまみに最高です。
ベビーホタテのごま油漬け
作り方は簡単。
大きなフライパンにガサッと冷凍のままのベビーホタテを1kgあけます。
中火でよく炒めて水気を飛ばしたら、オイスターソース・酒・おろし生姜を加え、さらに水気がなくなるまで煮絡めます。
あとは煮沸消毒した保存容器に入れ、スライスしたにんにくと、小口切りの唐辛子、あれば干しえび(水で戻したあと乾煎りするとより美味しい)も追加し、ひたひたになるまでごま油を注げば出来上がり。
(ごま油のくどさが苦手な方は、サラダ油を追加して薄めると良いです。)
これは本当に、いつまでもどれだけでも食べていられます。
冷蔵庫で1週間くらい保ちますが、毎度1週間を待たずに冷蔵庫から消え去っています。
ご想像のとおり、これは酒のつまみにサイコーです。
ただし筆者はおつまみ好きの下戸なので、美味しくお水を飲みます。お水おいしい。
ホタテの出汁が出たオイルも美味しいので、ドレッシングとして使えます。
適当にちぎったレタスとかの上にベビーホタテをオイルごと乗っけて、サラダにしてもイケます。
天然むきえび1kg(冷凍) 福岡県新宮町 12,000円
殻の剥かれた大きなむきえびが1kgも入っているコスパの良い返礼品です。
プリっとほどよい歯ごたえで美味しいです。
バラ凍結で使いたい分だけ料理に入れられるので便利です。
参考として、各サイトのふるさと納税魚介ランキングでは、福井県敦賀市の背ワタが処理してあるエビ↓の方が圧倒的に人気なのですが、筆者は上記の福岡県新宮町のエビの味と食感の方が好みです。
下記の福井県敦賀市のエビはブラックタイガーで、やや固めで食べごたえがある感じでした。
こちらもバラ冷凍で使い勝手は満点です。
どちらのエビを選ぶかは、好みと調理の手間をどの程度許容するかによると思います。
海鮮とろーり温泉湯豆腐
個人的にエビは、ホタテと一緒に湯豆腐に入れるのがオススメです。
湯豆腐には少量の重曹を入れると、トロトロの温泉湯豆腐になって最高なのでそちらも是非お試し下さい。
目分量で大丈夫ですが、水500mlに対して重曹小さじ1杯(5g)くらいが目安です。
(重曹は大量に入れると苦くなるのでご注意を。)
弱火で保温しながら頂くと、重曹によって豆腐がだんだん溶けてくるので、具材を食べ終わる頃には海鮮出汁の効いた豆乳スープになります。
シメはうどんを入れるなり、ごはんを入れて卵でとじるなり、お好きにどうぞ。
一口ごとに海鮮出汁が身体に染み渡る、ほっとするごちそうになります。
チーズとごはんを入れて魚介のリゾット風にしても美味しいです。
生ほたるいか2kg(冷凍) 鳥取県岩美町 10,000円
こちらコスパも大変良いのに、刺し身でもパスタの具にでも何にでも合って美味しいのでオススメです。
2kgが小さな250gパックずつに小分けされていて、場所はそこまで取らないのに使いやすく便利です。
旬の4月~5月末に発送される返礼品なので、「年末に慌てて納税するけれど、まだ冷凍庫に余裕がない!」というときにも嬉しいです。
ほたるいかの沖漬け風
耐熱容器に醤油:酒:みりん=2:1:1を入れ、レンチンします。
このタレが冷めたら、ほたるいかをドボンと入れてラップをし、1晩漬けておけば、なんちゃって沖漬けできあがり!
お好みでおろし生姜や輪切り唐辛子を入れるとなお美味しいです。
(タレをレンチンして冷ますのが面倒という方は、そのまま加熱なしでも、アルコール耐性のある大人なら意外と大丈夫です。)
キリリと冷えた日本酒のアテにも、アツアツご飯に乗せても最高です。
ほたるいかのアヒージョ&オイルパスタ
たっぷりのオリーブオイルにつぶしたにんにく(なければにんにくチューブでOK)とあれば鷹の爪を入れ、塩または白だし(塩+和風顆粒だしでもOK)を加え、ほたるいかも投入。
そのあと弱火~中火でじっくり加熱すればできあがりです。
イカは良い出汁が出るので、白だし(または和風だし)はなくてもOKですが、入れると不思議と味が本格的になるので、騙されたと思って是非使ってみてください。
こってり系がお好きな方は、バターを追加してももちろん美味しいです。
アヒージョといえば、やはりトーストしたバケットに、具材の味が染みたオイルをつけると最高ですよね。
でも、あえてオイルを余らせておいて、硬めに茹でたパスタを投入してひと煮立ちさせ、醤油を垂らし、塩コショウで味を整えれば、具材の旨味をすべて吸った至高のオイルパスタの完成です。
具はほたるいかだけでもOKですが、ほうれん草も入れるとなお良しです。
本当に美味しいので是非お試しください。
乳製品編
カルピス(株)特撰有塩バター450g 群馬県館林市 7,000円
筆者はバターに目がありません。
許されるのであれば、この世のすべての料理にバターを投入したらもっと美味しくなるかもしれない……と思っているほどです。
ただし、あの乳臭さだけは少し苦手です……。
バター好きの筆者は、ちょっといいスーパーで様々なバターを購入して試していましたが、このカルピスバターに出会ってからは、これ一筋になりました。
まず何より、味が美味しいのです。今まで食べたバターの中で、一番クリーミーで香りが良いと思います。
そしてまったく乳臭さがない!
あまりの美味しさと後味の良さに、このバターを食べてから、逆に他のバターがちょっと苦手になりました。
そのため、ふるさと納税にカルピスバターが登場したときは狂喜しました。
とにかくバター好きなら絶対に試してほしい逸品です。
本記事の趣旨からはズレますが、少し大きめのスーパーであれば結構売っていますので、そちらで購入しても良いと思います。
はやきたチーズ色々詰め合わせ 北海道安平町 15,000円
こちらのチーズ詰め合わせは、量はそこまで多くありませんが、種類が多くて嬉しい返礼品です。
特に生のチーズが美味しくて、満足度が高いです。
中でもカチョカバロは、口いっぱいにミルクの香りが広がり最高でした。
初めて食べたときは、こんなに美味しいチーズがあるのか!と衝撃を受けました。
焼きカチョカバロ&パン
これもレシピと言うほどでもありませんが、フライパンで焼き、表面はこんがり、中はとろーりにすると最高です。
パンも一緒にフライパンで焼いてしまうと一石二鳥です。
余談ですが、パンはフライパンで焼くと、表面はカリカリ、中はしっとりになって、トースターで焼くのとは全く違う美味しさを味わえます。
ごく普通の市販の食パンでも、まるで焼き立てのベーカリーのような香ばしさになるのでオススメです。
ロールパンなど厚みのあるパンをフライパンで焼く場合は、少し蓋をして蒸らすとふっくら仕上がります。
ただしチーズと一緒に焼くときは、チーズが溶けすぎないように注意しましょう。
お米編
いちほまれ 10kg 福井県越前町 12,000円
すみません、お米は量より質を優先させてください。
(といってもこの量なら、十分コスパも良いと思いますが……)
これは米どころで育った筆者が人生の中で、一番美味しいと感じたお米です。
米粒ひとつひとつがしっかりと立っていて、噛めば甘く、そしてなんとも言えない芳しい香りが鼻を抜けていきます。
コシヒカリ発祥の地・福井県が満を持して発表した、待望の新ブランド米です。
筆者は米の名産地で種々の美味しいお米を食べて育ちながらも、今まで米に全く興味がなく、正直白ご飯なんて別に食べなくてもいいとすら思っていました。
しかし、このお米をたべて初めて、白米が主役になることを知りました。
唯一の難点は、美味しすぎて、おかずそっちのけでご飯ばかり食べ過ぎてしまうところ。
医師としてのお願いですが、おかずもバランスよく食べましょう。
高級米だけに全体的に少しだけお高めで、全く同じ商品にもかかわらず、納税先によってに納税額が倍以上違うこともあるので、そこだけ注意して下さい。
私が調べつくした限りでは、この地方自治体が一番kgあたりの単価が安かったです。
圧力鍋炊飯ごはん
レシピと言うほどでもありませんが、圧力鍋がある人は、お米を炊飯器ではなく圧力鍋で炊くことを強くお勧めします。
米の一粒一粒が際立って、同じお米とは思えないほど味が変わります。
もちろん圧力炊きのできる高価な炊飯器でも良いのですが、圧力鍋の方が汎用性があるので、筆者宅では炊飯器はお役御免となりました。
圧力鍋の炊飯で何より嬉しいのが、冷凍したときです。
皆様も、炊いたごはんを冷凍して解凍すると、米が変形してベチャベチャになった、という経験があるのではないでしょうか。
しかし圧力鍋で炊いたごはんは、冷凍したあとレンジでチンしても、米粒がそのまま形を保っており、かなり炊きたてに近い美味しさを味わうことができます。
圧力鍋をお持ちの方は、騙されたと思って是非一度お試しあれ。
キッチン用品編
圧力鍋炊飯をお勧めしたので、おまけ的に圧力鍋のオススメも紹介しておきます。
こちら、筆者が実際に愛用している圧力鍋です。
調べてみたら、こんなものまでふるさと納税にあるんですね……。↓
ゼロ活力なべ(圧力鍋)3L 兵庫県加西市 60,000円
返礼品の還元率(調達額)は寄附金額の3割以下という決まりがあるので、元値を考えるとコスパはかなり良いんですが、こちらは納税額に余裕のある方向けですね。
筆者はだいぶ前に、普通の通販サイトで購入しました。↓
購入の決め手は、世界最高クラスの高圧力146kPa(一般的な圧力鍋の1.6倍らしい)まで加圧可能なこと。
科学実験の大好きな筆者としてはそのハイスペックさに好奇心がくすぐられてしまいました。
加圧により内部温度が128℃となるため、実際以前持っていた圧力鍋とは段違いに超短時間で調理ができるようになりました。
沸騰後の加熱時間が0分でできる料理も多数あるので、火加減を見る必要がないのがお手軽です。
普通の圧力鍋と違い浅型である点も、料理するときに使い勝手がよく、洗うのも楽で重宝しています。
炊飯専用のオモリがある点もオススメポイントですね。
炊飯時の、沸騰後の加熱(加圧)時間はたったの1~2分です。
浸水なしでもかなり美味しく炊けるので、思いついたときに炊きたてご飯を食べられるのが嬉しいところです。
米の量や火加減、気温によりますが、筆者の場合、米とぎから炊きあがりまで30分くらいでしょうか。
他のおかずを作り始める前に火を付けると、蒸らしの時間を入れても、おかずを作り終わる頃にはご飯が炊きあがっています。
というか早く炊けすぎて、おかず作成が間に合わない……。
筆者はいつもこの圧力鍋でお米を炊き、麺類を茹でています。
もちろん牛すじとかも短時間でホロホロです。
もはや、普通の炊飯器や小鍋での調理には戻れません。
圧力鍋がキッチンで眠っているという方は、一度圧力鍋炊飯を試して頂きたいです。
でもあまりに古いものや安すぎるものは、安全性に問題が出る場合もあるので気をつけて下さいね。
筆者が以前使っていた古くて安い圧力鍋は、加圧中に蓋が弾け飛ぶとかでリコールになりました(笑)。
圧力鍋ゆでパスタ
圧力鍋というと、煮込みの料理のイメージが強いですが、パスタを茹でても美味しいです。
圧力鍋で茹でたプリップリの麺を食べると、二度と普通に茹でるパスタには戻れません……。
茹でたてのパスタに、バターと明太子、白だしを入れて混ぜ合わせ、あらびき胡椒をたっぷりかけるとそれだけでごちそうです。
お好みでレモン汁を加えたり、刻み海苔、シソなどを上に散らしても、もちろん美味しいです。
お弁当パスタ
パスタをお弁当に持っていこうとすると、麺がぐだって団子のようになってしまい、とてもじゃないが美味しく食べられない、とよく聞きます。
しかし圧力鍋で茹でたパスタは、時間が立ってもプリプリと歯ごたえが良く、麺同士もそれほどくっつかないので、多めに作ってお弁当にするのにも最適です。
お弁当にパスタを持っていきたい方は是非一度お試し下さい。
CHOPLATE まな板になるお皿 大阪府堺市 15,000円
こちらは筆者のような横着をしたいタイプの人にオススメの“包丁が使えるお皿”です。
あるいは“お皿の形をしたまな板”と言い換えても良いかもしれません。
フルーツやチーズなどのおつまみを切ってそのままオシャレに食卓に出せるため、重宝しています。
174mmのサイズ違いもありますが、こちらの220mmもさほど大きくはないので、汎用性を考えるとこちらの方が便利かと思います。
色違いのグレーもふるさと納税に出ており、そちらも素敵です。
調味料編
あまくちヤマニ醤油 詰合せ 1L×8本 10,000円
筆者は先述の通り、調味料マニアです。
そして「和食が食べられなくなるから」という理由で何度か海外留学を断っているほどの和食好きで、和洋中全ての料理の隠し味に醤油を入れたい醤油ジャンキーです。
にもかかわらず、実は加熱していないそのままの醤油が苦手という弱点があります。
生の醤油は味が尖りすぎていて、日常でよく見かける「料理に醤油をかける」という味付けがあまりできないのです。
目玉焼きや焼き魚も醤油の代わりに塩で食べることが多く、温泉卵や卵かけご飯にはめんつゆを使います。
(ちなみに「なぜお寿司は食べられるの?」と聞かれますが、お寿司屋さんの醤油は、酒やみりんを加えて一度煮切ってあるものが多く、むしろ大好物です。)
しかし甘い九州のお醤油ならの、味もマイルドだしいけるのでは?とこちらの返礼品チャレンジしたところ、生のままでも全然味が尖っていない!
中でも「吟上」は、料理にそのままかけるだけでも驚くほど美味しい!と感動しました。
甘いのにどことなくスパイシーで、むしろそのまま使うのが好きになりました。
白ごはんにかけるだけでも美味しく、海苔で巻くと最高です。
これまで苦手だった卵かけご飯も、この醤油の味を楽しむために食べるレベルになりました(笑)。
関西系のあっさりした味付けが好みの方にはオススメしにくいですが、関東系の醤油の甘じょっぱい味付けが好きな方なら、気に入ってもらえるのではないかと思います。
卵かけご飯
卵かけご飯が苦手だった私でも、とても美味しく食べられるレシピをご紹介します。
温かいご飯に、卵の白身だけを先に混ぜ込みます。
そしてご飯の真ん中をへこまして、そこに卵黄を乗っけます。
そこに天かすと乾燥桜えび、刻んだネギを散らし、甘口醤油をかけたらできあがりです。
お好みで刻み海苔を乗せると味が変わって美味しいです。
醤油味おにぎり&焼きおにぎり
お米を炊くときに、この甘口醤油と料理酒を加えて味をつけておくと、それだけで炊き込みごはん風の味付きご飯になります。
もちろん適当な具材(鶏肉、ごぼう、油揚げなど)を入れたらなお美味しいのですが、調味料だけで炊き込んでも結構美味しいのが、この醤油のすごいところです。
この味付きご飯に梅干しや鮭などお好みの具材を入れて握ると、いつもとは一味違うおにぎりになります。
また、真ん中にチーズを入れておにぎりにしてみてください。
みりんと混ぜた味噌を塗って、ごま油をひいたフライパンで両面をこんがり焼くと、中まで味のしっかりついた美味しい焼きおにぎりの完成です。
どちらも朝食やお弁当、そして飲み会のシメにに最適です。お試しあれ。
友芽にんにくチップ20g 福岡県行橋市 1,000円
お好みの料理にかけるだけで、パンチのある味とサクッとした食感を加えることができる、常備しておきたい返礼品です。
そのままサラダや冷奴にかけて食べるとおいしいです。
筆者は先に紹介したカツオのたたきに乗せていただくことが多いです。
揚げたチップスではなく乾燥したものであるため、少し辛味もある香り高いニンニクの味を楽しむことができます。
乾燥ニンニクで嫌がられるのが、あの噛んだときのニチャッとした食感ではないかと思いますが、こちらは薄くスライスして低温乾燥されているためか、そのような感覚もありません。
ピッタリ1000円なので、楽天マラソンの買いまわりであと1店舗欲しい!というときに重宝します。
万能調味料 焼肉ザパンチ 80g 3,000円
こちらも楽天マラソンの買いまわりに嬉しい3000円の返礼品です。
こちら、カルディでも人気のにんにくガツンと系で、肉・魚・野菜と何にでも合う万能調味料です。
見た感じはふりかけのようなタイプの調味料で、目玉焼きにかけても美味しいです。
商品が推奨しているように、レモン汁など柑橘果汁とも合うんですが、個人的にはそのまま焼いたお肉(鶏でも豚でも牛でも合う)にかけるのが好みです。
大粒の岩塩の、ジャリジャリした食感が楽しい。
大した量はなさそうに見えますが、塩がメインなので少しずつ使うため、そう簡単にはなくなりません。
スイーツ編
ルタオのドゥーブルフロマージュ 北海道千歳市 8,000円
こちらは北海道で有名な「ドゥーブルフロマージュ」というとろける食感のレアチーズケーキです。
正直コスパはそこまで良くないんですが、ルタオのレアチーズケーキは、一度食べると忘れられないという人も多いのではないでしょうか。
筆者は北海道旅行に行ったときに初めてこのチーズケーキを食べたのですが、以来北海道フェアなどで見かけると、つい購入してしまいます。
しかし無性に食べたくなったときにそう都合よく近場で物産展が開催されているはずもなく、そんなときはふるさと納税でゲットです。
六花亭のマルセイバターサンド 20個入 北海道中札内村 10,000円
もうひとつ、北海道土産といえばやっぱりコレ! みんな大好きマルセイバターサンドです。
筆者は北海道に行ったら、自分用にルタオのチーズケーキとこれを必ず買って帰ります。
最近ふるさと納税の返礼品に並んだのを発見し、小躍りしました。
筆者は好きすぎてたいてい賞味期限までに食べきってしまうものの、食べ切れない場合はジップロックに入れて冷凍庫で保存しています。
冷凍焼けなどが心配で、最初から冷凍されているものが欲しい場合は、こちらの冷凍バージョンもあります。↓
いくつかの自治体で12000円の返礼品として出ていますが、実は11,500円とちょっぴりお得な自治体もあります。
ホールケーキ3種セット(冷凍) 福岡県糸島市 10,000円
クワトロベリートルテ、ベルギーチョコムース、ホワイトピーチレアチーズのケーキのセットです。
先述のドゥーブルフロマージュが自分へのプチご褒美だとするなら、こちらは、気取らない日常のデザートという感じでしょうか。
とはいえコスパが良いのはもちろんですが、味もなかなかです。
大きくないので、1人でも数日で食べ切れるところも良いですね。
筆者は食後にふとケーキを食べたいな~と思い立ったときのために冷蔵庫に常備しています。
どれも美味しいですが、個人的にはベルギーチョコムースが好きです。
仕事のお供(おやつ)編
ドライ白いちじく510g 岐阜県土岐市 10,000円
筆者はセミドライのフルーツが大好きで、小腹がすいたとき用に職場に常備しています。
いろいろなお店のものを試してきましたが、この白いちじくが今まで食べたドライいちじくの中で一番美味しかったです。
しかも砂糖不使用のため、仕事の合間にクッキーやミルクチョコレートを食べるよりも罪悪感がありません。
患者さんの病気に休み時間はなく、勤務で忙しくてお昼も食べる余裕がなくて、お菓子だけを口に詰め込む……なんて日もありますよね。
そんなとき無性に甘いものが食べたいけど、砂糖たっぷりのお菓子はちょっと罪悪感が…というときにオススメです。
濃厚な甘さで癒やされ、噛みごたえがあるため1粒でも満足感があります。
唯一の難点は、ひとつ摘むだけのつもりが美味しすぎてやめられず毎度つい食べすぎてしまい、特にダイエットにはならないことです。
じっくりコトコトスープ 3袋入り12箱 愛知県北名古屋市 11,000円
こちらもコスパ部門のノミネート返礼品です。
スーパーでも普通に見かける商品ですので、味については解説するまでもないですね。
同じく職場や当直のお供に持参している返礼品です。
後期研修医の頃、いつまで経っても仕事が終わらずやつれてきた私を見かねて、「ちょっと一休みしたら?」と優しい上司が一袋分けてくれたのが出会いです。
真夜中のあったかいスープって、なんでこんなに心に染みるんでしょうね。
疲れたときやお腹がすいたときに、温かいものを胃に入れると、ほっと一息、気持ちまで落ち着きます。
小さくて軽いのでロッカーにちょっと忍ばせておくこともでき、忙しい現代人の心強い味方です。
もちろん、ランチのお供にも嬉しい一品ですね。
お手軽ドリア
自宅でいただく場合は、ちょっとアレンジしても楽しいです。
粉末スープを使おうと思い立つのは、料理をする余力もないときだと思いますので、お手軽なレシピを。
あたたかいごはんにバター(とお好みで醤油を少量)を混ぜ込んで耐熱容器に敷きます。
そこに少なめのお湯で作ったスープをかけて、さらにピザチーズをのっけてオーブントースターで焼きます。
使うスープは、ブロッコリーチーズやカレークリームポタージュ、クラムチャウダーあたりがオススメです。
余力のある人は、ごはんの上に冷凍ホタテを乗っけたり(ミディアムレア感が美味しい)、スープの上に生のほうれん草を乗っけても相性バツグンです。
おつまみ編
筆者は下戸ですが、物心つく前から飲兵衛に美味しいお店に連れまわされていたため、おつまみが大好物です。
先述のはやきたチーズ色々詰め合わせも、間違いなくお酒のつまみに合うのですが、もう少し紹介しておきます。
なお、合わせるお酒に関しては好みがあると思いますので、ご自由にマリアージュをお楽しみください。
ふるさと納税には、親しみのある各種ビールをはじめとして、珍しいクラフトビールや地酒なども揃っているので楽しいですね。
良いおつまみは、もちろんほっかほかご飯の最高のお供にもなります。
いぶりがっこ 4袋 計605g 5,000円
いぶりがっこはざっくり言うと、たくあんの燻製です。
こちらは180g2袋、150gスライス1袋、95gスライス1袋のセットになります。
袋から出したては若干水っぽいので、水気をキッチンペーパーで拭いて、ラップをセずに冷蔵庫で数時間放置しておくと、乾燥してより本格的な味になります。
あの独特の香りと旨味がお好きな方にオススメです。
いぶりがっこのクリームチーズ乗せ
これもレシピと呼べるほどのものではありませんが、とある東北の居酒屋でいただいて以来、大好きな組み合わせです。
薄めに輪切りにしたいぶりがっこ(すでにスライスされているタイプはそのままで)に、クリームチーズを乗っけるだけ!
たったこれだけでヤミツキになる美味しさなので、騙されたと思って是非一度ご賞味あれ。
いぶりがっこのポテトサラダ
じゃがいもをカレーの具くらいの適当な大きさに切って、柔らかくなるまでレンジでチン。
じゃがいもをフォークかスプーンなどで潰して粗熱を取る。
小さく切ったベーコン(1cm四方くらいの角切りが特にオススメ)をフライパンで炒めて焦げ目をつけ、潰したじゃがいもに加える。
ベーコンと同じサイズに切ったいぶりがっこも加え、マヨネーズと塩コショウで味を整えれば完成!
チーズ(粉チーズかクリームチーズ推奨)をたっぷりめに入れると、よりコクが出て美味しいです。
お酒にも合うと評判のポテトサラダです。
なお、使用するマヨネーズの量を減らしたい方は、加熱したじゃがいもを5~10mm幅くらいに切って、あまり潰さないでおくと、マヨネーズがかなり少なく、でも味は遜色なく美味しく作れます。
オススメふるさと納税まとめ
ふるさと納税最大の楽しみは、各地の特産品を選べることだと思います。
(もちろん中には海外産のものなども結構ありますが……。)
しかしその返礼品は玉石混交で、選ぶのが意外と難しいのも事実です。
そのため、初めてのふるさと納税でがっかりする人が少しでも減るよう、返礼品を色々試しまくっている筆者が実際に食べて美味しいと感じた商品だけを厳選してお届けしました。
とはいえあまり気負わず、まずは気になったものを試してみれば良いと思います。
支払うことが決まっている住民税(と所得税)の納税先が変わるだけで、実質負担額の2000円はありますが、それ以上に大きな損をするわけではないのですから。
人の好みはそれぞれなので、自分が気に入るかどうかは、やはり実際に試してみないとわかりません。
そして納税のモチベーションも人それぞれです。
筆者の場合、地元や、その年に不幸にも災害があった地域などに納税するのも、一方的ながらなんとはなしに絆を感じられて好きですね。
筆者はこれからも、積極的にふるさと納税の新規開拓にチャレンジしつつ、福袋のような気持ちで楽しんでいきたいと思います。
今後も気になる返礼品を見つけたらどんどん挑戦していきますので、もっと美味しいものが見つかったら、この記事も随時更新いたします。
ふるさと納税で美味しいものをゲットしたい方は、この記事を時々覗いて頂ければ嬉しいです。
また、皆様が実際に試してオススメの返礼品が見つかれば、是非是非筆者までお知らせ下さい。
それでは、お互いに良きふるさと納税ライフを!